闇なん?
自分に縁がある地域、メディアに出る時はあまりよろしくない事が多い。
デリの活動エリアのホテルは去年殺人事件があった。
仕事で降りる事の多い八王子駅は「東京の降雪」のニュースで必ず出る。
マスコミって適当だよね。
適当だけど「らしい」絵面撮らないといけないからスタッフは大変だと思う。
何年か前、東京で大雪が降った時のこと。
一回目の降雪はホントにすごかったから「八王子駅に来ています」取材はガチだった。
しかし、2回目は天気予報より全然降らなくて、道路も乾き始めていたし「八王子駅に来ています」のデッキから見えるドンキには杖ついた婆さんが足取り軽くスタスタ入っていった。夕方のニュース見たら、日陰の歩道橋の下の前回雪かきして積まれた雪の絵面を流していた。
「八王子雪すげえー」的にしないといけないらしい。
撮影スタッフも積もった雪を探すのに大変だったろーなー。
八王子も駅周辺はそこまで田舎じゃ無いでw
池袋で82才の男性が若い女性にカッターで刺されて亡くなった事件。
犯人が中央線の終点一つ前の西八王子駅で逮捕された。
ワシは、この駅から徒歩10分くらいの町に13才まで暮らしていた。
ちなみに犯人の仲間の男性の町は西八王子駅からかなり離れている。高尾山ではなく、陣馬山方面に向かうバスで行く町。
どこにもある地方の小さな町だけど、バスは本数もあるので不便はない。
三人の背景がわかってくるにつれ「今の日本の闇を凝縮した事件」などと書いてあるものもある。
男兄弟には病弱な母親、生活保護、いや、しかし、成人した兄弟いて全て生活保護なん?
子供の頃からヤングケアラーだった可能性もあるが、医療扶助、住宅扶助まではともかく、生活扶助は息子二人が働けないくらい介護が必要だったのだろうか?
別居していたら照会が来ても拒否はできるはずだし、混み入った事情があるのだろうか。
犯人は派手ギャルには程遠い女性で軽い知的障害があるという記事も見た。
今はパパ活とかライトな表現だけど、エンコーですよ。
客からもらったお金のほとんどを兄弟に渡していたとも。
亡くなった高齢男性は界隈で有名な人だったそうだ。
82才でも性豪みたいな人もいるけど、年齢的にお金を渡して若い女性と過ごす時間を買っていたのかもしれない。
一緒に風呂に入ってボディタッチくらいだけとか、何もしないで部屋で話したりカラオケするだけかもしれない。
それで、ちょっとお小遣い程度をもらえるなら良いおじいちゃんだわ、なんて考える女性もいるだろうし。
貧困とか、高齢者の性とかパパ活に焦点を当てている記事もあるが、この事件については少しズレてると思う。
仮に、犯人の女性が男兄弟に心を支配されていて「取った客からは、幾ら以上は貰え」みたいなことを言われていたら「性的サービスはしなくていいからこれだけしか払わない」と言われたらパニックからトラブルになるだろう。
カッターは護身と金を渋ったら脅せの意味かもしれない。
メンタル的な障害があると、支配されてしまう。
逃げ出す道筋もわからない。
DVを受けたあと優しくされて支配が続いていく。
日本て申請主義だから、社会支援にたどり着くハードルが高い。
以前、若妻デリで働く女性から聞いた話。
彼女はシングルマザーで風俗嬢をしている。
店にはひっきりなしに新人が入店してくる。
一定の割合で軽度の知的障害の子も来るそうで、彼女達はスマホも使えるし、買い物も出来る。
普通に日常生活はできるが、決まった時間に出勤出来なかったり、社会生活となると一般社会では厳しい。
風俗はドタ休みもできるし自由が効く。
だけど風俗だってだらしないと仕事はつかなくなる。
彼女達は指名も取れない、フリーからリピ返しができない「フリー泥棒」と呼ばれるようになる。
客になめられ、サービス料金を踏み倒される、暴力を振るわれたり、中には妊娠してしまう子もいるそうだ。
そしていつのまにか出勤しなくなる。
風営法で営業許可を取った店で働くより、お金を丸ごと手に出来る出会い系サイトで募集をする。
マッチングアプリとか聞こえはいいけど、出会い系。
危険リスクはある分、制約もない。
上前をはねられても、彼女には友達だったのだろう。
手を差し伸べるなら、相手の生活を丸ごと受け止めないとダメで、部分的なサポートで健全に自立を促すのは難しいと思う。
介護もそうだけど「軽度」って支援が少ないから、想像以上に大変なことが多いし、孤独に陥る。
長生社会の孤独、さまざまな福祉サポートが当てはまらない生活の中の孤独、自分の存在の置き場が見つからないまま生きる孤独。
これ、闇なんかね?
以前から表面化している様々な問題が、悪い形で出てしまった事件なんじゃないのかね。