新☆なおの湯

FC2の補完ブログです

もうすぐ閉店

一昨日は給料日。

記帳や預け替えをするので豊田駅に出た。

八王子駅よりコンパクトだから銀行ツアーするには便利なんだよね。

それにダイソー、セリア、キャンドゥがあるから百均ツアーも楽しめる。ドトールもある。(笑)

メインの会社の給料はみずほ銀行、掛け持ち先は郵便局に振り込まれる。

クレジットカードの引き落とし、生命保険料もみずほ銀行から引き落とされる。

非常勤として非課税ギリギリで働いている。

給料より引き落とし額のほうが上回るので不足分を入金する感じ。

郵便局に入る給料は現在「優しいさん」のデイサービスの迎え一件だから微々たるもの。

PayPayにチャージして記帳して終了。

デリヘルは「親族の介護がなければこのくらい稼げるはず」の差額分の補填と考えている。

お茶を引く日もあれば2本つく日もあるので稼ぎは許容範囲内だ。


65才を待たずに特別支給で年金の一部が貰える。

長いこと厚生年金だったけど「こんなもんだよね。だけどワシらより若い世代はさらに低いんだよなぁ(涙)」な支給額だけど有難いッス。


来年はデリをやめて本業と部分的年金で収入を得る。

隣店のレジェンドさんみたいにワシより年上のキャストさんもいるけど、その人は別格。

問題を起こしたわけじゃないし、そのまま働けるとは思うけど、こういう仕事はどこかで区切りをつけないとね。

本業を増やす事は簡単だけど介護はホントに心が折れてしまう(常勤やサ責さんはすごいよ)

介護以外の仕事を少ししたい。スポット的なバイト探そうと思うけど黙々と孤独に作業する仕事がしたい。

他人には理解できないだろうけど風俗嬢という違う顔を持つことは本業を続けるためにプラスに働いた。


介護の仕事をしたくて脱サラしだけど、自己都合退職のため、すぐに失業保険はもらえない。

8月に手続きして最初の支給は11月。しかもワシの時代には失業給付金の金額をきめるのに賞与は外されていたから貰える額はさほど多くない。

職業訓練校に入れば失業給付期間は延長される。

介護は不人気で倍率は2倍台だったはずが、リーマンショックで大量の受験者がなだれこみ倍率はワシの地域ですら11倍。都内は15倍超えだったそうだ。

受験者の大半は男性だった。

で、試験に落ちた。

当時の職業訓練校はヘルパー2級の上位資格まで取れ、サービス提供責任者までできるコース。

サ責なんて現場経験がなきゃ厳しいのに。

あの時の合格者が今どれほど介護の仕事を続けているか甚だ疑問だよ。

ワシは教育給付金制度を利用してホームヘルパー2級講座を申し込み、スクール代の2割は戻せた。

そして実習先の介護付有料老人ホームに常勤採用された。

(夜勤できる人は大歓迎だから)

若めの派遣切りを介護にまわそうと「東京チャレンジ介護」とか言って若者にヘルパースクールをタダ同然で受けさせて、今このザマだよ。人手不足のままじゃねーかよ。

ヘルパー2級時代は現場実習があった。

自腹だったり教育給付金制度の実習生はみんな一緒懸命だった。施設実習は2日あるけど、最後は感動して泣きながらレポートを書く人、後から施設にお礼の手紙を送ってきた人もいた。

自分の懐を痛めてるから学びに必死なんだよ。

休憩時間、ワシらと同じ部屋で食事するんだけど若い奴が給料聞いてきたんで「手取りはロング夜勤5回以上やって18万円いかないくらい。社会保険料や税金、組合費も引かれるからね。18万円もらえるって感覚より、こんな思いして18万円なのかって感じかな」と答えた。

あ、今はもっとマシになってるからね♪

若い奴は「やっぱ介護なんて普通やらないっすよねー、ハロワでタダって言われたし資格取れるから受けただけなんで」と、このクソガキを殴りそうになったわ。

資格って自分の食い扶持のためじゃん?

無料にするなら条件くらいつけろや、やる気のある人は、ほったらかしっておかしいやん?

介護ってやりがい搾取って言われるけど、やりがいの前に介護職を目指す人からも気持ちを搾取してっから。

スタッフとして採用された若い男性に介護の仕事するきっかけを聞いたら「任侠ヘルパー」観たからってのがいた。

当時、若い人材を誘導する国策ドラマとすら言われた草彅君が主人公の893が介護士やるドラマ。

主題歌の「オーマイソウル」が「お埋葬」に聞こえると某巨大掲示板の介護板で盛り上がっていた。

オーマイソール♪オーマイソール♪

(お埋葬〜♪おまいそう〜♪)

ちなみにウチの若いにいちゃんはドラマの影響でリストバンドしていたら先輩に不衛生だから外すよう注意されていた。

「何あれ!最近実習生でもリストバンドしてる人いるけど流行り?」と激おこだった。


話は横道にそれたけど念願の介護の仕事に就いたけど、めちゃくちゃ過酷な労働環境で50才超えたら無理!死ぬかもって思った。今のうちに次のステップを考えねば。

とにかくいろいろ介護や周辺の資格を取り、日勤の稼ぎに少しでもプラスアルファをもたらせようと考えた。

失業保険が出るまでの待機期間の生活費、結局高い身分証明証と化した普通自動車免許(オートマ限定)とかヘルパー2級とか、もうこれ以上退職金を使いたくない。


資格を取得する費用を稼ごうとバイトをしようと考えた。

候補にしたのは1週間ごとにシフトを決められるマックと24時間スーパーの夜間早朝の品出しの仕事。

マックは学生さんや若め主婦が多いので気が引けて、スーパーに問い合わせをした。

「何曜日にできるか?何時にできるか?」などざっくり聞かれ面接に行く予定が、施設の退職が続出して31日に翌月シフトが出ない。事務所から「とりあえずなんとか3日分は作りました」とかもはや普通のバイトは絶望的。

そこで意を決して風俗の求人に手を広げて「えー、ワシらの年齢が働ける店ってけっこうあるんだ」てびっくりしたくどデリヘルに行く勇気はない。

「脱がない舐めない触らせない」のいわゆるサンナイと呼ばれる回春出張マッサージの面接を受けた。採用されて講習を受けた。

この店はガチのサンナイだけど世の中甘くないんだよね。

マッサージできないと新人でもお茶。目論見は外れた。

講師の先生のアドバイスで本格的にマッサージを学ぶことにした。

「資格は裏切らないのよ」

さっそくケイコのマナブというリクルートの雑誌を買いスクール探しをした。

予算もある。仕事としてのニーズと通学距離、予算を検討して多摩都市モノレール沿いの中国式整体スクールの見学に行った。川崎にある大きなスクールからのれん分けした感じで女性講師二人がマンツーマンで1レッスン120分を行う。

オイルとの総合コースで36万円くらいだった。

都内に比べたら内容的にはかなり安いほう。講師の一人は以前デリエステの講師を経験した人で風俗エステにも理解ある人だった。

「中途半端な形は絶対良くない。きちんと資格を取るレベルまで真似事でもマッサージはしないほうが貴女のためになると思います。変な癖がついてしまうんです」と言われた。

学費は信用分割で毎月5万円にしてくれた。カードだと割引ができないのでと言われた。

学費のためデリヘルの仕事をする決心がついて池袋の個人経営デリに入店して、毎週土曜日11時-14時受付で1本だけ接客して、そのあと駅の商業施設のトイレでジーンズに着替えて18時からのスクールに向かう。

レア出勤一本のみ受で「予約満」表示になるので、興味を持たれる。事前に予約が入り直行直帰で待機無しのノーストレス。

ワシは店のコンセプトにあっているためか、仕事は必ずついた。


介護施設も本社が動いて労働環境にテコ入れをしてくれた。

希望休3日は必ず守りなさい。

スタッフは何のために働くか理解しなさい。

土曜日3回希望休、あとは木曜に夜勤を入れてもらえば金曜日が明け土曜日が公休になる。



マッサージの他にアロマ資格も取得して退店して、マッサージ屋に復帰した。

マッサージ屋では待機中に介護関係の資格の勉強をした。

最後は特定行為という医療行為の資格を目指していて、病院実習がスタートするのもあり風俗を卒業した。


大袈裟だけどこのスーパーが無ければ、スーパーで働いていたらワシは風俗嬢になっていなかったかもしれない。

そう思うと感慨深い。


48年間、地域の暮らしを支えてくれてありがとう


×

非ログインユーザーとして返信する