オカンのデイサービスを増やした。

今日が初日のため８時３０分に送り出しをしてくれる訪問介護サービスのサ責、担当ヘルパーさんとオカンの部屋で待ち合わせをした。

結局、担当介護事業所は変わらず。

売上を上げないといけないので介護事業所はどこも必死。

人材不足で仕事を取れず閉鎖するところもある。

時間が早まるのでどうかと思ったけど対応してくれるヘルパーさんを確保してきた。

介護って事業所に入るお金が種類により全然違うのよ。

1番儲かるのが「身体介護」で身体介護は基本的に利用者さんの身体に触れるもの。

入浴介助、排泄介助、一部の医療行為などなど。

オカンの場合、服薬介助と更衣介助がある。

同じ身体介護でもオムツ交換や入浴介助は大変だけど、服薬介助などは作業的には楽。

作業が楽な仕事ほど実は難しい、慣れから起きる事故は作業として楽なものほど起こる。

同じ身体介護でも人使い荒いさんのような重度訪問介護はお金のでどころも違うので儲けが少ない。

介護ベッド拒否でマットレスからの移乗、リフト操作での入浴、体力も消耗する。

介護スキルの必要な内容でも、貰える時給は生活支援（掃除、洗濯、調理、買い物など）の時給しかもらえない。

以前、研修でヘルパーの時給も低いけど、会社の利益は６０分５００円程度だと聞いた。

当たり前だけど引き受けるヘルパーは少ない。

ワシの会社は本社から重度訪問は今後受けるなと言われているとのこと。

重訪は内容により自分の身体に負担かかなりくる。

身体を壊したらヘルパーだけでなく事業所も大変になるので、ワシの事業所では人使い荒いさんに関しては、連続で同じヘルパーをつけないようにしている。

オカン担当介護事業所は、以前なら受けなかったエリアの団地の仕事を積極的に取りに行っている。支社管轄の拠点で1番業績を伸ばしているかもしれない。

団地を自転車で回れるヘルパーの採用がうまくいっているように思える。

団地内に商業施設ができたので駐車、駐輪場、トイレが使えるし、イートインで休憩もできるし、仕事のあとは買い物をして帰れるためヘルパーには働きやすいのよね。

さっきケアマネさんに電話したら馴染んでいるみたいで安心した。

前は全て拒否で認知症の母親をどうしていいか悩む毎日だったのでそれに比べたらどれだけありがたいか（涙）

でも、それだけ母親が老いたってことなんだよね。

主治医からは、心臓弁狭窄症でいつ突然死するかわからないと言われている。

オカンの介護ファイルには延命治療はしない旨のサインも挟んでいる。

昔から「寝たきりで生きるのはイヤ」と言うオカン。

ワシも覚悟しているので、オカンがオカンらしく毎日暮らして欲しい。

若い頃は虐待された時期もあったしいろいろあったけど、それは乗り越えた。

兄とオカンの介護が終わって、いずれ自分が老いでもワシには面倒を見てくれる子供はいない。

自分が誰かのために何しても、自分に返ってくるとは思っていない。その覚悟を決めたからやっていけるの。

だけど一人で親の介護で大変な思いをしている人が自分と同じようにできるとは限らない。

ワシは血の繋がりのない祖母（祖父の後妻）と親父、過去に二人の介護を経験しているのと、介護職としての知識や経験があるからできるわけで、それにくわえ脱サラしてから風俗嬢の経験をしたから、母親がこうなってもデリヘルと本業でバランスをとりながらやれてるだけ。

この前、リメイクさんの娘様の件でサービスを増やす提案をノートに記した。サ責にも連絡した。

娘様が弟の件でバスの中で過呼吸を起こしたと返信が書いてあった。

昨日、再度サ責にその話をして「朝なら土日自分が入れる」と言った。リメイクさんも心臓疾患がある。

服薬と検温の身体サービスは安否確認も兼ねている。

するとサ責から返答がきた。

ワシが休んだら他にいけないからって話。

確かに土日稼働をやるヘルパーは少ないが、そもそもリメイクさんのサービスは代行の場合、時間変更がきく内容なのだ。実際、月曜の朝と水曜日は同じ会社の他拠点が入っていて、担当が休んだ場合サ責が時間変更で入っている。

公的サービスだから時間変更の場合、事務手続が一手間かかるらしいけど、うちの拠点は極端に嫌がる。

ウチが無理なら他の介護事業所を使う事も可能で、訪問介護事業所は１ヶ所しか使えないという決まりは無いからケアマネさんに相談してみてくださいとノートに書いた。

すると「ケアマネさんの機嫌を損ねる事はしないで欲しい。土日の件は触れたくなかった」って、一体どっちの方向をみてるんだ！と怒りが込み上げてきた。

無愛想さん日曜日も入ってますよね？と言うと「あそこは娘さんが仕事帰りに毎日きてるから日曜日くらい休んでって言ってる」と。。。

無愛想さんは市役所だし、リメイクさんの娘様は販売系だからシフト勤務。店は２２時までやってるわけで、遅い時間になれはバスの本数も少なくなるし、土日を完全公休にはできない。

片道１時間かけてオカンの団地に行くワシには、それがいかに大変かわかる。

ヘルパーがやる３０分ほどの内容のため、職場に行く前にかなり遠回りをしないといけない。

無愛想さんの娘様は年休を使い切ったレベルというが、サービス業は年休全て使い切りなんて無理だから。

弟があんな調子なのに「弟と話し合うのが先」とかありえないんだけど。

どちらも同じくらい大変なのに何なん？

それこそ使えない弟の存在はワシらは介入できないし、現実は娘様ひとりなんだから頭数は関係ない。

土日稼働できる事業所が見つかると、そっちに移行される可能性があるから手放したくないとしか思えない。

土日だけやらされるならせめて平日も貰えませんか？と交渉してくる事業所もあるだろうし。

仕方ないじゃん。

介護サービスは利用者さんや家族のためにあるんだから。

ほんとムカつく。

要介護１レベルってけっこう家族は辛いんだよ。