新☆なおの湯

FC2の補完ブログです

 ドス黒さは正義

人使い荒いさんのサービスが一か月ほどキャンセルになったけど、外出好きの人なので移動介助の仕事をすることになった。

ショートステイ先の施設にお迎えにいき、近くのショッピングモールやファミレス、公園散策で60分。

事業所管轄エリア外だけど、オカン団地から近いため、オカンの様子見や掛け持ち先の事業所に行く用事で、抱き合わせて行くって感じ。

毎週は無理だけど、それでも来て欲しいと言われた。


ゴールデンウィーク過ぎ、色々と変化があり過ぎて、気持ちが追いつかない。


兄からは「抗がん剤で少し癌が小さくなったけど、副作用がきつい。動けない日が増えた」とメールがきた。

抗がん剤もあと2回まで。それ以上はできないそうだ。

「カテーテルを外したら頻尿で1時間おきにトイレ行く。

眠れない」とも書いてある。

カテーテル詰まりも辛いが、頻尿も辛い。

膀胱が縮小し固くなっているのだそう。

それでも排尿は無いよりある方が良い。

水分を取るのも大事だけど、そうそう水は飲めない。

「やりたい事の半分もできない」という兄。

今は亡くなったお母さんの使っていたオムツの余りをつけているそうで、ワシが専用パッド等を送る事にした。

部屋の中を歩くのがやっとらしい。

病院が遠くないのでなんとか自力で運転して抗がん剤治療に行ってるけど、それも厳しくなる。

抗がん剤治療が終わるまでは頑張りたいと言う。

メールくるたび胸が締め付けられる。


今日はツキイチのじいちゃんの通院付き添いの際「マッサージに行きたい」の希望があった。

「針、灸、マッサージ券」は、市が配るもので指定業者しか使えないチケット。

三年前に利用して以来だけど、リストをみたら業者が三分の一に減っていた。

しかもその半分は出張対応のみ。

店を構えるのは大変なのだろうね。

何件か電話をしたが出ない。

施術中なのか休みなのかわからん。

そのうち一件から折り返しがあり、話をして予約した。

タクシー券もあるので、電車一駅分の移動は問題無い。

来週はオカンの通院があるのため再来週の予約。

あちこち根回ししないといけなくて調整大変だった。


デリの仕事を含めて、スケジュールの見直しをしないといけないと手帳を眺めていたら、明日の冷蔵庫パタ子さんの仕事がキャンセルと連絡がきた。

メンタル系の病気の人だから仕方ない部分もある。


久々にすごいストレスを感じてる。

何かに対してじゃなく、いろいろな事が定まらないイライラとかモヤモヤのストレス。


常に母親と兄のことが頭から離れない。

特に兄については「こうしておいて」と言いたくても、命のリミッターがついている人に強く言えないわけで。


兄の母親は親父と離婚した後に再婚し男の子を産んだ。

お母さんを取られた思いからか、うまくいかなくなり祖母のもとで暮らしていたそう。

大阪の河内長野市で暮らしていたから関西弁を話す。

「こうだったんや、ああだったんや、○○やろ?」みたいな関西弁で先に進まない会話に付き合うとイライラする。


「俺のこと探してくれて嬉しかったんや」 

なら、弟さんも探してあげてよ。産みのお母さん亡くなった事を知らないんだよ?


でも「弟のことはええんや」しか言わない。


救いは親友ちゃんとのランチが復活したこと。

今日も1時間しか時間無かったけど話ができた。

ガス抜き程度だけどね。

彼女が年下だから昔からワシを「お姉ちゃん」て呼ぶ。


兄の話をしたら「不謹慎だけど亡くなったら面倒なパターンだよね。後始末とかお姉ちゃんに丸投げ?これで何回目よ?血の繋がらないお婆ちゃん(祖父の後妻)、お父さん、お兄さんで三人目じゃん。お母さんの介護もしてるし、お姉ちゃん通算20年以上誰かしらの介護に関わってる。関わって無い期間ほとんど無いじゃん?」


うん、むしろ介護空白期間が出来ると不安かも(笑)


しかし改めて言われると、そうなんだよな。

祖母の時はまだ30代だったし関係性からも一番きつかったな。

親父は直系だから手続き関係はスムーズだったけど、毎月有給使って北九州に行く事が気に入らない上司にハラスメント受けていた。

自分より年上の部下のワシが苦手で、ワシを移動させたいと支社長に頼み込んで「年上を使うのも管理職」とあしらわれたんだよな。

その反動でほとんどイジメに近い扱いを受けて、有給届けを出すたびに深いため息ついて「また二泊三日の九州旅行ですか?」って言われた。

有給は月曜日一日なのに。

ハラスメントで、○ら寿司の駐車場で自死した人の気持すごくわかるよ。


ハラスメントしたやつの何割かは大ブーメランが飛んでくるんだよなぁ。

死ぬくらいなら会社辞めろって言うのは簡単だよな。

それができないから自死選ぶんじゃん?

それよか、ブーメラン飛んでくるのに期待すべしだよ。


サラリーマン時代にハラスメントされたベスト3の1位は舌がんで苦しんで亡くなり、この若い上司はワシをなんとか出先期間に飛ばす事に成功したあと、上司にゴマスリして本社に栄転したら、まわりが有名大卒の優秀な人ばかりで、高卒のタダの人と自覚したのかメンタル病んで出社拒否になり病んで会社辞めからな。

自分はイジメ受けた訳じゃねーくせによ。


全部が全部じゃないけど、死ぬくらいなら、その場を離れて相手の不幸を願う黒い自分を好きになればいいのよ。



親友ちゃんとパスタ食べながら「お迎えまでの予測を逆算して懐事情を考えてるなんて不謹慎な事、他人には話せない」とか「親に対して声を荒げてしまう」って彼女が言えば「ワシなんかこの前、床に財布叩きつけて、取り込んだ洗濯物オカンに投げつけたわ」って話した。


「最悪を回避するための非道バイオレンス」って必要悪みたいなもんだよねーって。

彼女とは、自分のドス黒い部分を笑って話せる。


親友ちゃんが「ユッコシンドローム」って言う。

「家族の墓に車椅子のお母さんを連れて行き、お母さんを残して自死した清水由貴子ちゃんの気持すごくわかる。あれは明日の私達よね」って…


ほんそれ!!!

だから誰かにドス黒い自分の心を曝け出す事でリセットする。ドス黒さは正義なの。


明日はお気に入りカフェで、このケーキまた食べる

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