ホットドッグ
月曜日
ヘタレ爺ちゃんの検査付き添いが無くなったので自分の受診でかかりつけのクリニックに行ってきた。
問診して血圧測定して聴診器当てるだけ。
あとは高脂血症の薬の処方箋もらうだけ。
五分で終わる。
爺ちゃんと同じクリニック。
「待合室にいるからついでに診てもらえ!すぐ終わるんだからバレねーよ」って言うけどソレは違反(^◇^;)
気持だけ受け取るよ。
爺ちゃんの仕事の時は診察券だけ受付に出し予約扱いにしてもらい、爺ちゃんの仕事のあとに再び行く。
月曜日は夕方から2件なので時間がある。
久しぶりに昔よく通っていた喫茶店に行った。
マスターとママが二人でやってるの。
死んだ祖父が電話局に勤めていた時から営業していて祖父はこの店の常連だった。
たぶん50年近くやってる感じだよ。
酒が飲めないので祖父は居酒屋より喫茶店派。
あの頃から考えてマスターやママは後期高齢者だよな。
ワシの会社も昔、この近所にあり休憩時間によく行った。
最新号の女性週刊誌があって、女性セブン、週刊女性、女性自身ぜーんぶあった。女性週刊誌って美容院かココで読むものって認識だった。
仕事もプライベート大変で現実逃避したかったから週刊誌の求人広告をよく見たな。
温泉旅館や料亭の仲居、家政婦紹介所。
訳ありの女性歓迎みたいな募集が多い。
子供連れ可、寮完備って書いてあったり。
キャバレーもあったよ。日の丸チェーンとか。
銀座の高級クラブまであって「女の人生いろいろ」みたいな求人広告だったなあ。
芸能人の付き人募集もみた(笑)
人生取り替えたい…ため息ついてページめくってたっけ。
今はレトロとかエモいとか純喫茶や昭和スナックがブームじゃん。ポチポチ若い人が来るみたい。
スパゲッティ食べてる。
パスタじゃなくスパゲッティね。
ブームに乗った映えるパフェがある純喫茶と違い、この店は全卓喫煙可。
パソコンで仕事する長い客はお断りの張り紙。
この店にはワシ的「隠れ名品メニュー」がある。
それはホットドッグ。
コッペパンの真ん中には赤いウインナー。
千切りキャベツは生じゃなく、しんなりしてカレーパウダーとマスタードとマヨネーズを和えてるみたい。
休みの日に祖父がたまに連れてきてくれたんだよ。
子供でも平気なくらいだからマスタードは隠し味かな。
大人になって自分で作って見たけどマスターみたいに作れない。
レジで支払いするときママから「なんとなくそうかしら?面影があるわ」って言われた。あの頃はまだアラサーだったけど覚えていてくれた。
少し世間話をしたけどホットドッグのレシピは聞かないことにした。
この店で食べるからいーんだもん♪
人生最後に食べるなら何がいい?って聞かれたらワシは赤いウインナーのホットドッグって即答するよ。
検診で行く川崎の大学病院の食堂にもホットドッグあったけどコロナ以降食堂が無くなってしまった。
でも普通のホットドッグだけど。
水曜日は親友ちゃんの誕生日のお祝い。
久しぶりに焼肉ランチ。
プレゼントはいつも豆を買う店の珈琲。
親友ちゃんのお母さん4月に亡くなった。
91才だった。最後は老健に入っだけど荷物を引き取りに行ったらケアマネや施設長がみんなと仲良く過ごしていたと言われたそう。
たまたまいたスタッフにも挨拶して彼女にも「母はどうでしたか?」と聞いたら「さーねー、退屈だったと思いますよぉ〜」と言われたと。
「嘘でもいーから気の利いた事を言えないものかしらね」と言うから「一定数いるんだよ、そーゆー介護士。やっぱ他で使えない人の職業って言われたら、そうですねってなるよ」と話した。
そんなこんなでプライベートはそこそこ充実していたけど来週以降に同行援護があるので休める時は休む感じ。
デリは出勤少なめ、短時間しか出れない曜日もあり厳しいけど、サブのオファーが決まってメインデリの不調をカバーしてくれた。
やっぱデカいんだよね。メインデリの180分とサブの120分のバックが同じって。
とはいえあくまで風俗は副業の範囲での仕事。
欲は出さない、お茶でもメンタル壊さない範囲でのマイルールは守るって事で☆