想像以上に。
一泊で愛知県の兄のところに行ってきた。
新幹線で豊橋下車、名鉄線に乗り換えて1時間強。
先生の話では腎細胞癌のステージ4とのこと。
骨には転移をしていなかった。
手術はもうできないので抗がん剤治療となる。
余命は一言で言い切れないが過去の症例からしたら1年〜2年ではないかと言われた。
心臓や肺が動くと言う意味で生きるを意味する。
まずは抗がん剤治療のため入院と言われたが、兄は猫がいるため3週間の入院は出来ないと言った。
外来では厳しいと思う。
先生は猫を飼っているそうで、殺処分は気の毒だから今から猫の行末を考えましょうとおっしゃった。
昨日から様子をみていたが兄は認知機能が低下している。
生命保険の証書も無くしてる。
生命保険と言っても死亡給付金無しの入院手術だけの医療保険だからこれは再発行したら印鑑ごと渡してと言った。
入院費の請求をワシが代わりにしないといけない。
猫との出会いを繰り返し話す兄。
それに付き合ってくださる先生。
兄は司法書士に相談して遺言書を書いたとみせてくれたけど、封印してねーし最終的に無効だよ、こんなの。
嫌な予感したから弁護士協会で相談しておいた。
ま、有効でもいらんけど。
この司法書士モグリじゃねえの?いいかげんだな。
残すより使うとこに使ってください。
ホスピタルは金がかかる。
猫の去勢手術と不用品の廃棄と生命保険証書の再発行が優先だと言った。
出納帳つけるから手元金を用意してと話した。
兄は体力がもうない。
やる→やるつもり→たぶんできない。
最悪、猫は兄がゲージに入れてくれたらワシがタクシーで動物病院に連れて行く。
不用品廃棄は業者をワシが探す。
すごい量の不用品がある。
ついでにマンションの売却も道筋つける。
リースバックだと普通に売るより2〜3割安くなる。
でも即金入るし住み続ける事ができる。
家賃を支払う期間と余命期間を比べたらプラマイゼロな感じだろう。
今週、認定調査が入る。
要支援、ラッキーなら要介護1は取れるだろう。
介護サービスはペットの世話はできない。
話を聞くと、猫のトイレ砂は可燃ゴミで廃棄可能らしいので、兄が砂を替えてゴミ袋にまとめてれば、生活ゴミと一緒にダストボックスに捨てに行くくらいはヘルパーは可能なはず。
餌はネットで買って届けてもらえる。
いくら余命宣告を受けてもいきなり猫と別れたら辛いだろう。猫との暮らしのためにも、懐かしい昔話はとりあえず今はお預けにしてと言った。キリがない。
任せていたら無理なのはわかった。
余命宣告受けた直後だけど、すげーきつく言った。
生きれる時間=動ける時間じゃないからね!と。
先生ビビったかも。
酷い冷たい妹だなと思っただろう。
ワシ、死んだオヤジと婆ちゃんでも似たような経験した。
冷たいとかお金が目当てなの?って。
は?ふざけんじゃねーよ。
やるべき立場であれこれ理由つけて逃げる奴っているんだよな。
そう言う奴ほど、辛いでしょ、大変でしょって言ってるだけで感謝されるんだよ。
介護アルアル(●´ω`●)
悪く言われようが、前へ前へ進める役が必要なんだよ。
想像以上にやることが満載だとわかった。